220327 親父の小言
人が思いを込めて認めた言葉には意味があり価値があります良い言葉には人々の琴線に触れる力があります人生は幸褒め自信を鍛えていくことが全ての始まりです。自分の価値観だけにとらわれずに世の中のため人のために精一杯全力で尽くす思いでいます。
火は粗末にするな 朝きげんよくしろ
神仏をよく拝ませ 不浄を見るな
人には腹を立てるな 身の出世を願へ
人に馬鹿にされていよ 年寄りをいたわれ
恩は遠くから隠せ 万事油断するな
女房のいうこと半分 子のいうこと八九はきくな
家業は精を出せ 何事もかまわずしろ
たんと儲けてつかへ 借りては使うな
人には貸してやれ 女郎を買うな
女房を早く持て 難渋な人にほどこせ
生き物を殺すな 年忌法事をしろ
義理は必ず欠くな ばくちは決してうつな
大酒は呑むな 大めしを喰うな
判事はきつく断れ 世話焼になるな
貧乏を苦にするな 火事の覚悟をしておけ
風吹きに遠出するな 水はたやさぬようにしろ
塩もたやすな戸締まりに気をつけろ
怪我と災は恥と思へ 物を拾わば身につけるな
小商ものを値切るな 何事も身分相応にしろ
産前産後を大切に 小便は小便所へしろ
泣きごとは必ず云うな 病気は仰山にしろ
人の苦労を助けてやれ 不吉は云うべからず
家内は笑ふて暮らせ